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夜弥(ヤミ)のオタク道(ウェイ)

ワンピースのことやオタクトーク。

「ユーリ!!! on ice」5話感想 (リアルフィギュア寄り、得点説明あり)

とうとう試合が始まりました!
「温泉 on ICE」とは緊張感が違いますね!

★いつもと違う中四国九州予選

ミナコ先生が「人が多い」と言ってましたが、ヴィクトルの初コーチが全国的に話題になっているんだと分かりますね。ミナコ先生は「選手より目立つなー、あのロシア人コーチ。」って呼び方していてちょっと冷たいと思いました。世間的には勇利がヴィクトルを独り占めしてずるいという風潮ですが、ミナコ先生は勇利を独り占めするヴィクトルにちょっと嫉妬してるみたいで可愛いなと思いました。

★ヴィクトルコーチデビュー

世間ではプードルのティッシュカバーが爆売れしているらしいですが、私も欲しいです。ぬいぐるみ風のティッシュカバーの裏側はティッシュの箱が丸見えになってる仕様だと思うのですが、ヴィクトルが持ってるのはお腹もちゃんとしてたので、私もそういうのが欲しいです。



マッカチンと一緒に応援するヴィクトルに対して勇利が「はー、可愛い可愛い」と軽く受け流す所とか、勇利がヴィクトルのマイペース具合に慣れているのが分かって楽しいですね。これから試合だというのにツッコミ役もこなす勇利、頼もしいです。

リンクに選手を送り出すコーチは選手に魔法の言葉をかけると聞きます。例えば「勝ちを意識せずに1人でもファンを増やせるように」などです。
その魔法の言葉がヴィクトルと勇利では熱い抱擁と「全力で俺を誘惑しろ」なんですね。
ピューーーー。
(※鼻血噴出音)

★SP「愛について~エロス~」

試合中にコーチや選手が何を考えているのかをモノローグで表現されていて面白かったです。振付に「手に入れた男をポイッと捨て!」という部分があるとか、舞台裏あるあるでしょうね。そういう一つ一つの動きの意味を知ることが出来れば、プログラムを見るのが楽しくなるでしょうね。

勇利の演技を見た南くんが「清潔感溢れる勇利くんの魅力が最高の形で…」と興奮してました。過去の勇利のプログラムがどんなだったか想像できますね。チェレスティーノ先生は勇利の清潔感溢れるイメージから選曲していたのでしょうね。
それらを覆す~エロス~というテーマ。
結果的にヴィクトル納得、南くん大興奮の仕上がりになったのですから、ヴィクトルの人を見抜く目を改めて実感しますね。

★黒歴史なんてない!

南くん、本当に可愛いなー。
選手としても盛り上げがうまいムードメーカーですが、勇利ファンとしても選手の気持ちを奮い立たせることのできる逸材のようですね。フィギュアスケートの一ファンとして南くんから学びたいです。
好きな選手の演技は全部名プロ!(名プログラム)
ローエングリンと言ってましたが、そういうオペラがあるのですね。

ジュニアの選手が憧れの選手の衣装を真似たようなデザインの衣装を着ることがよくあるようですが、微笑ましいですよね。

★シニア男子4人

女子選手はたくさんいたのに、男子はたった4人なんですね。ちょっと悲しい現実。
ショートプログラムの点数が貼り出されていたので書き起こします。

1.勝生勇利 アイスキャッスルはせつ 94.36
2.大西悠人 岡山芸術大学付属高等学校 68.55
3.藤原 晃 呉東高等学校 66.28
4.南 健次郎 博多スケートクラブ 62.83

人数は少ないものの、なかなかハイレベルですね!

★フリー「ユーリ オン アイス」

ショートで2位の大西悠人くんはフリーでパーソナルベストを出してました!伸び盛りなのかな!

最終滑走の勇利の演技を他の男子選手が一緒になって応援してるのが可愛いですね。地方予選についてはあまり知りませんが、チラッと映像を見ると男子の声の声援が大きくて独特なんですよね。クラブ活動って感じ!



さて、フリーの構成は・・・・

ヴィクトルの指示に従わずに、勇利は4回転3本という国際試合で使う構成で滑っていきました。
ヴィクトルは構成変更したことで、表現の部分が疎かになっているのを心配しましたね。

「ここ俺がコーチとして勇利の前に現れた情景だよねー?これじゃすっごい嫌そうだねー?!」と不満そうです。
うわー、そんな情景を勇利が踊っているのか!
見ているこっちはどんな気持ちでその情景プロを眺めればいいのか!ぎゃふん!
プログラム冒頭でぎゃふん!

「このプログラムは1人で戦っているような気持ちでいた頃の勇利から始まる」

そ、そうか!そうなのか!するとプログラムが進むにしたがって!!

トリプルルッツを跳んだ後くらいから「愛のようなものに気づくことができた勇利」という表現が始まってプログラムは後半に入るそうです。

うわー。ということは勇利とヴィクトルの愛のようなものが出来上がる過程を私たちは見せつけられてる訳か!なるほど興味深い!
ショートで勇利はヴィクトルを全力で誘惑して、フリーでは勇利とヴィクトルの愛が絶頂にっ!!!(だいたい合ってる)

ネットで他の人の感想も見るのですが、「ユーリオンアイス」の楽曲の構成について主旋律が勇利で低音がヴィクトルで、とかの解釈に入ってる人がいて、なるほどフィギュアスケートにおける「音楽の解釈」ってそういうことなのかな?と勉強になりました。

フリーの後半、おそらく勇利とヴィクトルが二人三脚で目標に進んでいく部分を勇利が表現している時、(壁への激突はあったものの)ヴィクトルが勇利から目が離せなくなるのが面白いです。勇利の感情がストレートに溢れ出したのかなと思うと、ここも心の汁がジュワーと染み出るシーンですね。

★勇利を受け止めるヴィクトル(精神的な意味で)

勇利の演技を見て、技術的には未熟で不満を持つヴィクトルですが、表現の観点で自分の心を打つ物があって、演技を終えた勇利にかける言葉を迷うシーン、ヴィクトル自身のコーチとしての迷いとも言えますし、勇利のことを最大限に尊重しようという気持ちも見えますし、その結果、全身で受け止めようとするポーズ、ヴィクトルの包容力にグッと来ますね!
一貫して指導方針としてあった「勇利が自分に自信を持つ」ということを考えると、コーチとして満点の対応のように思います。

勇利はヴィクトルといることで刺激や向上心だけでなく、安心感も得られているということは、「温泉オンアイス」の表彰式(?)の時にも表れていましたね。

4話の海辺のシーン、勇利がヴィクトルのつむじを触るシーン、そして二人の心が通じ合ったことを確信できる試合…。
胸に突き刺さる感動、ドリルかな?

★中四国九州予選結果

優勝 勇利 SP 94.36 FS 165.21 合計 259.57
2位が南くんで、SP4位から追い上げました。
3位が藤原くんです。

またミナコ先生、泣いてましたね。勇利が全日本でノーミスどころか全ミスと言ってましたが、きっとミナコ先生は現地で見ていたと思います。選手としてのつらい時期を見守ってきて、試合での完全復活を見たら、そら泣きますよね。
一方で西郡タケシがケガを心配して怒っているのも温かいです。

★グランプリシリーズ記者会見

時を遡ってグランプリシリーズの意気込みを語るシーン。
勇利の考える「愛」について熱く語ります。
それを気づかせてくれたのは、ヴィクトルが与えてくれた「愛について」というショートプログラムなのかなと思います。
運命の歯車がガチっとはまって今動き出しました。

勇利のグランプリシリーズ(現実のグランプリシリーズも)から目が離せない!!

5話もとても濃密だったのですが、個人的になぜか物足りなく感じたのはスケオタ三姉妹の活躍が無かったからかな?これからはあんまり活躍しませんよね?ちょっと寂しい…。
日本大会の見学とかで暴れてくれるのを期待。

★予告

ヴィクトルが上海蟹を食べたがってましたが上海蟹というと彼を思い出したスケオタは多いはず。
https://www.youtube.com/watch?v=aZv1AbM-VoU

村上佳菜子選手、お誕生日おめでとうございます。

「カーニカニエービエビショーロンポー」ってヴィクトルが歌ってますが、最後は観念して(?)ヴィクトルに合わせて勇利も歌ってますね。なんだこれ仲良しだな!
ヴィクトルのマイペースは相変わらずですが、勇利がそれに慣れて諦めた感じで彼に合わせられるようになってきてますね。予告での二人の距離も本編と同時進行で接近していて最後の最後まで楽しめますね。・・・ふぅ…。

★得点解説

今回、南くんが勇利の演技に対して「GOE300万点」って言ってたのと、ヴィクトルが「ファイブコンポーネンツがそこそこ稼げると証明してくれて有難う。」と言っていたので、それらの用語の解説をしようと思います!!じゃーん!(子供の頃の勇利っぽく)



まずTES(技術点)とPCS(演技構成点)から成り立ちます。
減点は転倒や名前を呼ばれてから演技を始めるまでの時間が長すぎたりとかそんなんです。



TVで見ていると得点はこのように表示されますが、実際はとても細かく採点されています。

番組放送中にdボタンを押すと得点の詳細が出ます。

 

ISU(国際スケート連盟)によるプロトコル(得点の明細)はこんなんです。↓



各ジャッジが出した点が全て掲載されています。得点はその平均が採用されます。(※単なる平均ではなく細かい計算方法があるらしいですが、複雑なので省略します。)

上図のプロトコルを項目と得点のみに加工したのが下図。↓



青い部分がTES(技術点)で赤い部分がPCS(演技構成点)です。
南くんが言っていたGOEとは技の出来栄え点のことです。GOEは-3~+3の間で評価されるのですが、南くんの気持ちは300万点くらいあげたいくらいの出来栄えだったということですね。子供か!

上図を更に分かりやすくしてくれるのがスポーツ新聞の記事です。↓

 

技術点はジャンプ、スピン、ステップなどの各エレメンツ(要素)の基礎点と出来栄え点の合計です。
一方、演技構成点はプログラム全体の構成や表現を採点する項目です。内容が5種類あることから「5コンポーネンツ」と言います。ヴィクトルが言ってたのはこれですね。

5コンポーネンツの内訳を見てみると、「振付」「音楽の解釈」など、選手本人だけでなく、振付師の技量も大きく影響しそうですね。

振付を担当した人は、演技構成点の得点を詳しく分析する必要があってヴィクトルは実際の試合で評価されたことで安心したようですね。

4話ではコーチが選手の内面を導く重要な存在であるという内容が描かれたように思うのですが、5話では振付師が選手の個性を見極め、その魅力を最大限に引き出す重要な仕事であることが垣間見れました。

南くんのフリーは明るく軽快で南くんのキャラクターにピッタリ合っていたと思います!

宮本賢二先生、お疲れさますぎる!!

そして、宇野昌磨選手、グランプリファイナル進出おめでとうございます!



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